願わくば大新聞も

ときの政権が右という場合でも、なびかないで欲しいと

高齢者の外出支援で健康増進



       高齢者の外出促すシニアパス発行
       埼玉・所沢など4市と西武、社会実験へ
           産経新聞 2014.4.20

  65歳以上のシニアを対象に、埼玉県の所沢、飯能、狭山、
 入間の4市エリアを中心として、西武鉄道と西武バスに1カ

 月間、乗り降り自由となる格安の「DIA(ダイア)プランシニア
 パス」が発行される。高齢者が外出しやすい環境を作ること

 で、地域活性化に結びつくかを探る社会実験。ドアツードアの
 クルマ社会が定着する中、公共交通の利用増に結びつくか
 注目される。

  実施するのは、4市で構成する県西部地域まちづくり協議会
 と西武鉄道、西武バスの2社。同協議会と西武鉄道は昨年

 4月、連携協力協定を締結し、少子高齢化や急速な社会情勢
 への変化に対応した施策を検討。

 シニアパス構想は、高齢者の外出機会を増やすことで、快適
 な暮らしをサポートし、活気ある地域づくりにつなげようと浮上

 した。ここに西武バスも加えて社会実験として1カ月間実施し、
 利用状況を探る。利用者にアンケートなどを通して課題などを
 抽出。本格実施するかどうか判断したい考えだ。

  利用できる区間は、鉄道が西武線4市のエリアに、利用の
 多い本川越駅までを加えて設定した。バスは4市内を起点、
 終点とした全区間となっている。

  有効期間は5月16日から1カ月間で、発売価格は5千円。
 所沢~本川越の1カ月の通勤定期代1万90円に比べ半額

 以下で、利用範囲は格段に広い。対象者は4月1日現在65
 歳以上。4市以外の人でも購入できる。


     滋賀・甲賀市コミュニティバス無料券好評
     高齢者、障害者対象
         京都新聞 2014年05月05日

  滋賀県甲賀市が4月から高齢者(80歳以上)や障害者を
 対象に交付している、市内を運行する「市コミュニティバス」の

 無料乗車券の申請者が、開始から1カ月で943人に上って
 いることが分かった。当初、年間で想定していた申請者数に

 到達する勢いで、市公共交通推進室は「予想以上の反響。
 今後の利用実態を見極めたい」と事業費の拡大も視野に
 入れる。
    、、、

  市コミュニティバスの無料乗車券の交付事業は、同市が
 高齢者や障害者の外出支援による健康増進を目的に本年度
 から始めた。

 事業費は1千万円。希望者は市役所などで手続きをすれば、
 無料乗車券と、不正利用を防止する専用の身分証明書の即日
 発行が受けられる。

 市コミュニティバスは140系統あり、市内のほぼ全域をカバー
 している。

  一方、次のようなニュースもあります。


        「福祉パス」年1800円、横浜市が
        有料化へ条例案
           神奈川新聞 2012.11.29

  横浜市は29日、障害者らがバスなどに無料で乗車できる
 「福祉パス」について、利用者に年額1800円の負担を求める

 新たな条例案を市会第4回定例会に提出することを発表した。
 交付対象者が増加する中、事業費の抑制を図るのが狙い。

  このほかにも、各地で福祉予算の削減、福祉パスの有料化の話が
 あり、事業費抑制という強い流れがあるようです。

  こうしたなかで、発想を変えて、積極的な健康増進の事業に力を
 入れるところが出ているのは明るい材料です。


   ジムに通って介護予防 七尾市がクーポン券
        読売新聞 2014年05月23日

  七尾市は今年度から「65歳からの体力アップ・チャレンジ
 事業」をスタートさせた。屋内プールなどがある市内のスポーツ

 施設の利用クーポン券を65歳になった市民に送付して体を
 動かすきっかけを作り、介護が必要となるけがなどの予防を
 図る。

 定期的にスポーツ施設へ通うことで外出機会が増えること
 から、高齢者の引きこもり防止にも役立つ取り組みとして期待
 を集めている。

  介護保険被保険者証が交付される65歳になるのを契機に
 スポーツに親しむ習慣をつけて体力アップを図ってもらおうと、
 今回の事業を計画。

  事業では、65歳になった市民に送付する保険者証に、発行
 から4か月間有効の施設利用クーポン券を同封。

 クーポン券は専用トレーナーがいる市内のスポーツジム4施設
 で利用でき、対象者は希望するジムで体力作りや中高年向け
 の運動教室などが無料体験できる。