介護労働とロボット開発
このところ、ロボット開発のニュースが続きますが、関心が高い のは介護関係のロボットでしょう。 なかでも、労働がきついために人手不足になっている介護士 などの負担を軽減するロボットが期待される。深刻な介護問題の 解決に役立って欲しいところです。 ところが、技術力が高い日本で、もっと速く実用化されそうなもの を、目立った進展がないのはどうしてか。 障害者、介護労働者が本当に救われるようになるのはいつの ことか。医療・介護ロボ、実用化に向け海外市場で先行実用化へ 注目が集まるロボット介護機器、普及のカギは? 日刊工業新聞 2013.11.02 この記事では、介護ロボットの普及促進のカギは介護保険に あると説明されている。 欧州中心に海外市場で先行して実用化を目指す企業が目立つ のは、保険適用などの課題がある。 ドイツでは労災保険も適用済みで、労災でケガを負った人は、 保険適用によりHAL(手足の力を増強するロボットスーツ)を 使える環境が整っている。 保険適用があれば利用者の費用負担が下がる。 医療ロボットを手がける企業のトップは「量産効果が見込めない 限り、価格は下げられない。そのためには保険適用は欠かせ ない」と話す、とある。 安い価格の介護ロボットが製品化されれば、利用しやすくなり 産業としても拡大すると見込まれている。
介護の未来を探る、ロボット介護機器の現在 goo ヘルスケア 2013年03月05日 *少子高齢社会の介護の現場で期待される「ロボット」 とは何か すでに、2015年からの介護ロボット(ロボット介護機器) への介護保険適用の拡大が検討されており、条件を満た せば、家庭での介護においても、ロボット介護機器の購入 やレンタルにかかる費用の1割の自己負担で利用できる ことになります。 ベッドや車いすと一体化したものや、体に装着して使う ものまでさまざまな形態があります。 また、その用途からおおまかに、介護する人の支援を するロボット、介護される人が自分で行うことを助ける ロボット、コミュニケーションやセキュリティのためのロボット などに分けることができます。 *移動や排泄を助け、介護する人を支えるロボット *自分で歩く、動くを可能にし、リハビリを助けるロボット *ロボット介護機器は、人手不足の解消と新しい市場の 創設に
経済産業省と厚生労働省、ロボット技術の 介護利用における重点分野を改訂 マイナビニュース 2014/02/04 経済産業省と厚生労働省は2月3日、ロボット技術に よる介護現場への貢献や新産業創出のため、平成24年 11月に策定した「ロボット技術の介護利用における重点 分野」を改訂し、公表した。 今後のロボット介護機器の開発・実用化に係る重点 分野として、新たに3項目を策定。平成24年11月に策定 した 4分野5項目と合わせ、5分野8項目が今後の重点 分野となる。 重点項目は次のとおり。 *移乗介助 ロボット技術を用いて介助者のパワーアシストを行う 装着型の機器、ロボット技術を用いて介助者による抱え 上げ動作のパワーアシストを行う非装着型の機器 *移動支援 高齢者等の外出をサポートし、荷物等を安全に運搬 できるロボット技術を用いた歩行支援機器、高齢者等の 屋内移動や立ち座りをサポートし、特にトイレへの往復 やトイレ内での姿勢保持を支援するロボット技術を用い た歩行支援機器 *排泄支援 *認知症の方の見守り *入浴支援