各地で観光列車の運行
<鉄道と地方の活性化>
地方の人口減少と高齢化により、生活の足の確保が難しいと
いう現実を各地で突きつけられている。
ただ、最近の鉄道は、通勤、通学の便におさまらないというのが
一般的になっており、様々な価値を持つ資源として捉えられる。
景観、環境、文化的な資産を活かす試みが広がっているのは明る
い材料。
「鉄道各社、外食に注力 地方の味で訪日客つかめ」
(産経新聞 2015年11月22日)
最近の新聞に、外食事業に展開しているという記事も出ている。
そして、良く報道されているのは観光列車の話題です。
車窓と地酒に ほろ酔い 富山地鉄が観光列車 中日新聞 2015年9月11日 富山地方鉄道は、車窓から立山連峰の雄大な姿や富山湾、 紅葉の景色を楽しみながら沿線の地酒を味わう観光列車の 運行を今月から、電鉄富山-宇奈月温泉間で始めた。 「ほろ酔い特急の旅」と題し、十二月二十七日までの土日・ 祝日に往復各一本が約一時間かけて走っている。 沿線の銀盤酒造や皇国晴酒造のほか、人気の立山酒造の カップ酒が飲み放題で、つまみとしてホタルイカの素干し 一袋が付く。
近鉄が吉野線に観光列車導入へ NHK 2015年09月10日 近鉄は、観光の起爆剤にしようと奈良県の吉野線に来年 秋から観光特急を運行することになりました。 この観光特急は、近鉄が大阪阿部野橋と吉野を結ぶ南大阪 線と吉野線で来年の秋から週6日運行します。 濃紺色の列車は、乗客がくつろげるように座席が横3列に なっているほか、絨毯や木材を使った豪華な内装となって います。 主なターゲットは、中高年の世代で車内のバーカウンター では、河内ワインなどの沿線の特産品やスイーツなどが提供 されるということです。 吉野線は、人口の減少などで平成3年と比べて、乗客が 4割ほど減少していて、近鉄としては新たな観光列車の導入 で沿線に観光客を呼び込む狙いがあります。
西武鉄道「観光電車」4000系リメーク、 全席レストラン車両に! 来春デビュー マイナビニュース 2015/06/16 西武鉄道は16日、秩父をモチーフとした観光電車につい て発表した。4000系1編成をリメークし、同社初の全席レスト ラン車両に。2016年春のデビューを予定している。 同社は今年度の鉄道事業設備投資計画にて、沿線地域の 活性化をテーマとした観光電車を導入予定としていた。 車内には沿線の伝統工芸品や地産木材を使用。「乗って 楽しい」「食べて美味しい」をテーマに、すべての座席で食事 を楽しめる空間とし、景色の移ろいとともに料理も楽しめる 特別な電車とする。 車内で結婚式・披露宴などのイベントを開催できるスペースも 備え、国内外のさまざまなニーズに合わせた貸切運行も予定 しているという。 2016年春以降、臨時電車として土休日を中心に年間100日 程度運行し、運行区間は池袋~西武秩父間・西武新宿~ 西武秩父間・西武新宿~本川越間などの予定。