願わくば大新聞も

ときの政権が右という場合でも、なびかないで欲しいと

肥満症予防に効果的か

 

         脂肪減らす物質発見
       中日新聞 2014年10月17日

  *食べても太らない薬できる!?
  名大名誉教授ら 海辺の細菌から

  体の細胞にたまった脂肪を減らす新しい化合物を上村大輔・
 名古屋大名誉教授らが発見した。海辺にすむ細菌の一種から
 取り出した。

 太らないためには脂肪を取り過ぎないようにするのが普通だ
 が、常識を破る肥満治療薬ができる可能性もあるという。
 高知市で開かれている天然有機化合物の専門学会で16日、
 発表した。

  肥満の原因の一つは「脂肪細胞」と呼ばれる細胞が内部に
 脂肪をため込んで膨らむこと。内臓や皮下の脂肪はこうして
 増える。

  上村氏らは沖縄県石垣市の海岸で取った細菌の一種、藍藻
 から未知の化合物を発見。培養したマウスの脂肪細胞に投与

 すると、蓄えられていた脂肪が半分以下に減った。細胞の働
 きを活発にして、脂肪を消費させているのではないかという。
 また新しい脂肪細胞ができるのを抑える働きもあった。

  肥満治療の薬は、神経に働いて食欲を落としたり、胃腸で
 の脂肪吸収を妨げたりするものが主だ。

 上村氏は「細胞にたまった脂肪を減らす化合物は初めて。
 毒性も小さいとみられ、新しい薬の候補として有望」と
 話す。

 今後はマウスに与えて効果が出る仕組みや副作用を詳しく調
 べていくという。

     肥満と肥満症は違います
       滋賀医科大学

  悪い肥満とは、上半身肥満、内臓肥満、リンゴ型肥満とい
 われている肥満で、健康障害をおこしやすい肥満のことです。

 内臓に脂肪がたまっている場合には、皮下脂肪がたまってい
 る場合より健康障害を伴いやすいので、悪い肥満となります。

  肥満は生活習慣病としての糖尿病、高血圧症、高脂血症、
 高尿酸血症と関連し、動脈硬化性疾患としての狭心症、心筋

 梗塞などの心臓の病気、脳卒中、足の血管の閉塞や特定の癌、
 膝関節症などの原因になっていることが指摘されています。

 肥満を改善することはこれら健康障害の発症を予防する上で
 極めて重要であります。

 <食前に野菜で肥満予防>   その肥満を予防するために、効果的なのかと話題になっている  食べる順。食事の最初に野菜をとるのが体にいいのか。

       食前に野菜摂取で肥満予防
      野菜ジュースでも血糖値穏やかに
         産経新聞 2014.9.19

  「繊維の多い野菜やグレープフルーツなどを先に食べると
 血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの分泌も少なくて

 すむ。その結果、糖の大部分はエネルギーとして使われ脂肪
 細胞になりにくい」

  こう話すのは、アンチエイジング研究の米井嘉一・同志社
 大学大学院教授。

  食べ物は体内で消化吸収されると糖が生成され、血糖値が
 上がる。空腹時の食事や炭水化物などの摂取は急激な血糖値
 の上昇を招く。

 血糖値の急な上昇は、これを下げるホルモンであるインスリ
 ンの分泌を多くし、過剰な糖を増やし、肥満の原因となる。

  忙しくてコンビニ弁当が多いビジネスマンなど野菜を取る
 のが難しい場合には、野菜ジュースでもいいのだろうか。

  米井教授は「同じカロリーの食事を取るのであれば、先に
 野菜や野菜ジュースを取る方が肥満になりにくい。ジュース
 は糖分が少なく食物繊維の含有量が多いものを選んでほしい」
 とアドバイスする。

 <肥満予防の理由>   先に野菜から食べる方が肥満になりにくい、その理由を説明した  ホームページがあります。

     野菜から先に食べると太りにくい!?
      全国健康保険協会島根支部
        平成25年02月05日

  野菜を先に食べるとなぜ太りにくいか?
  その理由は主に3つあります。

  1つ目の理由は、野菜を先に食べると過食の予防になる
 から。野菜に含まれる食物繊維は、胃の中に入ると水分を
 吸って体積が大きくなり、満腹感をあたえてくれます。

  2つ目の理由は、食物繊維が便通を調え、余分なコレス
 テロールを吸収して体外に排泄してくれるからです。

  3つ目の理由は、野菜の食物繊維が血糖値の濃度が急激
 に上がるのを抑えてくれるからです。

  血糖値が急激に上昇してしまうと、それを下げるために
 インスリンがたくさん分泌され、体中の組織に多量のブドウ
 糖を渡しています。

 その結果、あちこちの組織で余ったブドウ糖は、脂肪に作り
 かえられて貯蔵されます。

  そこで、野菜を先に食べると、食物繊維ブドウ糖の吸収
 を緩やかにしてくれるため、血糖値の急激な上昇を抑え、
 インスリンの分泌を減らし、余分な脂肪が作られるのを防い
 でくれるという訳です。

 <学会での発表>   大学の研究成果として、アメリカ糖尿病学会で発表されたという  記事です。

      まず野菜、生活習慣病予防
        血糖値の変動抑制
       共同通信 2012/07/10

  食事の時、最初に野菜から食べ始めることで、食後や一日
 の血糖値の変動を抑制できるとの研究成果を大阪府立大の
 今井佐恵子教授(臨床栄養学)がまとめ、10日発表した。

  大幅な血糖値の変動は、動脈硬化や心筋梗塞脳梗塞など
 の生活習慣病につながるとされており、今井教授は

 「毎日の食事に少し気を付けるだけで、予防が可能。生野菜
 のほか、調理した野菜でも効果は期待できる」と話している。