裁判にまやかす架空請求
サイト架空請求で114万円被害、横手市の女性 秋田魁新報 2014/08/15 横手署は15日、横手市の40代女性がスマートフォンのアダルト サイト解約金などの架空請求で約114万円をだまし取られたと 発表した。 同署によると今年3月ごろ、女性がスマートフォンでインター ネットを利用中、アダルトサイトに登録されたとの画面が表示 された。女性が同サイトに電話で問い合わせると「解約金を支払 わないと裁判になる」などと言われ、指定された口座に9万9千 800円をクレジットカードで支払った。 今月14日までの3回にわたり、銀行の現金自動預払機から計 104万円を指定口座に振り込んだ。女性が15日に同署に相談して 発覚した。 同署は「不審な画面が表示されても心当たりがなければ、 無視するか警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
<公的機関と装って請求はがき>
「裁判起こす」と金銭要求 架空請求のはがき 増加/県東三河県民生活プラザが注意呼びかけ 東日新聞 2014/08/19 愛知県東三河県民生活プラザには、公的機関などの名前で 「連絡しないと裁判を起こす」という内容のはがきが送られて きたとの相談が増えているという。架空請求の恐れがあるとし て注意を呼びかけている。 「民事訴訟裁判通達書」というはがきには、連絡をよこさない と裁判になり、不動産などが差し押さえられると書かれている。 慌てて連絡先に電話をするのは相手の術中にはまったような もの。 電話番号を知られ、しつこくお金を要求する電話が かかって来るようになる。 少額だからと根負けして一度でもお金を払ってしまうと「カモ」だ と認識され、その後も請求が続く事態を招きかねない。 差出人は、もっともらしい企業・団体名のほかに、実在の公的 機関や弁護士を名乗ることもあるから注意が必要だ。同プラザ によると、裁判所から支払督促や少額訴訟の呼び出しがある 場合には、特別送達という特別な郵便が使われ、原則として 配達員が直接手渡すという。 同プラザは、怪しいはがきが届いたら「しばらく保管し、相手に は連絡しないように」と助言する。
<裁判所を名乗る手紙>
相談事例 > 裁判所からの手紙? 国民生活センター 2014年2月4日:公表 裁判所からの手紙? 質問 「遺産相続の権利が発生したので期日までに連絡するように」 という裁判所からの手紙が郵便受けに入っていました。 解説 裁判所を名乗り「借金を返せ」「未納料金を払え」「相続権が 発生したので連絡するように」といった内容の手紙が無差別に 送られてくることがあります。 訴訟関係(呼出状・支払督促)など、裁判所からの重要な通知 は「特別送達」という特殊な扱いで配達されます。これは、郵便 職員が名宛人を確認し、直接手渡しした上、受取人が特別送達 報告書に署名や押印する、という手続が必要なものです。 裁判所から発せられたような手紙を受け取り、本物かどうか分 からない場合、書面に記された連絡先ではなく、まずは法律の 専門職(弁護士)や、お近くの消費生活センターに相談してくだ さい。
<欠席裁判に注意> 様々な手口で、金銭をだまし取ろうとする犯罪が多発している ようです。 中でも「裁判」ということをちらつかされると、扱いに迷うことが あります。 裁判所からの通知については、特別の配達方法、手続がとられ るので、確かめやすい。 ただし、内容を見ないで放置すると、問題になることがある。 本物であれば無視して、何もしないと欠席裁判という不利な結果 を招くことがあるので警戒が必要です。
連絡しないと訴訟になると言われた 東京都の情報サイト 更新日:2013年3月21日 架空請求対策 裁判所から身に覚えのない書類が送られてきました。どうせ 架空請求だと思うので、無視しておこうと思うのですが。 アドバイス 本当の裁判所から書類が届いた場合には、身に覚えがなくて も、放置してはいけません。 何も対応しなかった場合には、不利益を受けるおそれがあり ます。まず、本当の裁判所からの通知であるか確認する必要が あります。 その場合、書類に記載された連絡先に連絡してはいけません。 最寄の消費生活センターに問い合わせたり、最高裁判所の ホームページで確認しましょう。 本当の裁判所からの通知であることがわかったら → 対応策を相談。 本当の裁判所からの通知でないと確認できたら → 架空請求です。無視しましょう。